【アメリカのホテルの特徴】旅行前に必読!アメリカのホテルの7つの特徴


世界各地へよく旅行をされている人は、馴染みがあるかもしれません。


その国によってチップの有無、ホテルのベッドサイズ、シャワーの使い方、電圧の強さなど、本当にさまざまです。


この記事では、“出発前に知っておけばよかった・・”と後悔しないための、7つのポイントをご紹介します。



①アメリカのホテルでチップを払う場面



チップ社会のアメリカでは、いろんな場面でチップの支払いが必要です。


チップとは、レストランやホテルなどで何かサービスを受けた代償として、そのサービス提供者への「お礼」のカタチ。


既にホテルに宿泊代を支払って泊まっているのに、どうして更にチップが必要なのか?と疑問に思うかもしれませんが、チップはあくまでサービスを提供した「個人」に渡るお金、と解釈します。


場面ごとに支払うチップの目安料金

ポーターがスーツケースを部屋まで運んでくれた時$2〜$5 (1個あたり)
ハウスキーピングが部屋の掃除をする前(枕もとへ)$1〜$3 (1回あたり)
ルームサービスを頼んで部屋にデリバリーが届いた時$2〜$5 (1回あたり)
ホテルのレストランで食事をした時 (ウエイター)食事代の15〜24%



チップはあくまで「お礼のしるし」なので、目安料金より安くとも、高くとも、決まった規則はありません。


また、極論を言うと、支払うのをうっかり忘れてしまったり、受けたサービスが悪く支払いたくない場合は、支払わなくても後々問題にはなりません。


(※団体で宿泊する場合などは、別途チップの規定があるので注意)


あくまで、「一般的なマナー」としての目安でとらえてください。


ただし、“郷にいれば郷に従え”、アメリカではチップはマナーです。



②朝食は有料・無料?メニューの見分け方


日本でホテルを予約する際に、「素泊まりプラン」か「朝食付きプラン」を選択するように、アメリカのホテルでも同様です。


朝食付きの場合は、レートプランや部屋タイプに
・”With Breakfast”
・”Including Breakfast”
と言う表記が一般的です。


逆に素泊まりの場合は、
・朝食の記載がない場合
・”Room Only”
・”Without Breakfast”
・”Not including Breakfast”
という表記が一般的です。


また、アメリカのモーテルやスタンダードタイプのホテルに多いのが、宿泊者へ無料で朝食を提供しているホテルチェーン。


宿泊料に既に含まれているとも解釈しますが、食べない場合でも一部返金などはありません。



(例)ホテルチェーン名
Econo Lodge
MainStay Suites
Quality Inn
Country Inn & Suites
Hampton Inn & Suites
Home2 Suites by Hilton
Fairfield Inn & Suites
La Quinta Inn & Suites
Holiday Inn Express
Embassy Suites by Hilton *スタンダードよりもランク上
・・・など


この無料の朝食は、「コンチネンタル・ブレックファースト」と「アメリカン・ブレックファースト」の2種類に分けられます。


コンチネンタル・ブレックファーストとは:
ベーグルやクロワッサンなどのペイストリー系や、シリアル、オートミール、ヨーグルト、果物など、簡単にパパッと食べられるような軽食です。コーヒーやジュースなども提供されることが一般的。


アメリカン・ブレックファーストとは:
コンチネンタル・ブレックファーストにプラス、スクランブルエッグやハムやソーセージなどのプロテイン類、ポテトやハッシュなどのホットアイテムが加わり、品揃えが良い。




アメリカの旅行代理店で働いていた時に、日本からのお客さんよりクレームがよく出るのが、アメリカンブレックファーストが提供されると思っていたのに、実際は「コンチネンタル・ブレックファースト」だった時。



旅先での朝は、卵やソーセージなどアメリカの味を色々食べたいですよね。
ですが、価格重視のモーテルやスタンダードタイプのホテルで出る朝食は、日本のホテルで提供されているような品質よりだいぶ落ちますので、気になる人はホテルを選ぶ際には気をつけましょう。



③ベッドの大きさや部屋タイプの表記


まずはアメリカの一般的なベッドサイズをご紹介。
サイズは、下記の4段階が一般的。


小さい→大きい順に:

Twin / Single-Size (ツイン/シングルベッド)
Double / Full-Size (ダブル/フルベッド)
Queen Size (クイーンベッド)
King Size (キングベッド)



アメリカでは、基本的にTwin/Single-size、Double/Full-sizeは1人用。


アメリカは日本人より体型が大きいため、一緒に寝る夫婦やカップルはKing Bedを、2台に別れて寝る場合は、DoubleやQueenベッドが2台ある部屋を予約するのが、ごく一般的です。


Twin/Singleより小さい赤ちゃん用のベビーベッドをCrib、搬入式エキストラベッドのことをRollaway Bed / Extra Bed / Pull-out Sofa Bed (引出式のソファベッド)と言い、これらは別途ホテルにリクエストをすることが可能です。


またごく稀に、Kingサイズより大きいCalifornia Kingサイズがありますが、めったに見かけません。



部屋タイプの種類とちがいを見分けよう



次に気をつけたいベッドの台数や部屋タイプ、部屋からの眺望などについて。

その① ホテルの予約サイトなどで、ベッド台数を確認します。


ベッド1台のシングル部屋の表記

  • Twin Bed, Single Bed
  • Double Bed, Full-sized Bed
  • One Queen Bed
  • One King Bed


ベッド2台のツインの部屋の表記

  • Two Twin Beds, Two Single Beds
  • Two Double Beds, Double-Double
  • Two Queen Beds, Queen-Queen



※この言い方に注意!
日本ではベッド1台の部屋を“シングル”、2台ある部屋のことを“ツイン”、と言いますよね。アメリカではツイン=Twinサイズのベッド(1台)のことを意味しますので、要注意です。

その② さまざまな部屋タイプを表にまとめてみました。

部屋タイプ名    説明
Studioアパートメントの様に、ソファやベッド(Miniキッチンや冷蔵庫)が備えられた比較的ロングステイ向きな客室。
Studio + LoftStudioにロフトが付いている客室。
Standard Roomもっとも一般的なカテゴリーの部屋。
Superior Room /
Deluxe Room
Standard Roomが同ホテルにある場合、それより(フロア階・広さ・デザイン・眺望などが)アップグレードの部屋。
Luxury Room高級ホテルなどでSuperior/Deluxe Roomよりもアップグレードの部屋として設定している。
Jr. Suiteリビングスペースがあるスイートタイプの部屋。ベッドエリアとリビングスペースの間を仕切る壁はない。
One-Bedroom Suiteリビングスペースがあるスイートタイプの部屋。寝室とリビングスペースの間が壁で仕切られているタイプ。
Two-Bedroom Suiteリビングスペース+寝室1+寝室2があり、それぞれのエリア間が壁で仕切られているタイプ。


④デポジットはクレジットカードか現金で支払いが必要



アメリカのホテルでは、チェックインをする際、保証金(デポジット)を請求されます。


ホテル滞在中に、万が一何かを破損してしまったり、ルームサービスなどの請求漏れをふせぐためなどに利用されます。

逆に、滞在中に何も追加費用が発生しない場合は、請求はゼロです。

たまにクレジットカードを持たない日本の人を見かけますが、現金でデポジットを受け付けているホテルと、クレジットカードのみ受け付けているホテルがあるので、要注意です。

また、チェックインの際は、宿泊者本人の写真付きID (パスポート/US Driver License等)の提示が必須なので、気をつけましょう。



⑤トイレや排水溝がよく詰まるのは本当の話



これは本当の話です。


特に、アメリカの建物は、外からの見た目が綺麗で新しいホテルでも、排水管はさびれて古く、細いので、日本にいる時の感覚でトイレットペーパーを使いすぎると、詰まって流れなくなります。


また女性の場合は、シャワーに髪の毛がたまって詰まってしまうケースがよくあります。


一度詰まってしまうと、フロントに電話をしてエンジニアを呼んだりと、手間も時間もかかるので、少し気をつけながらバスルームを利用することをおすすめします!


⑥アメリカはバスタブが付いていない部屋が主流!



日本人の習慣にとって重要な「バスタブ」!あまり知られていないですが、実は近年アメリカのホテルは、どんどんバスタブを撤去し、シャワーオンリーの部屋に改装が進んでいます。


アメリカには日本人のようにバスタブに浸かる習慣がなく、ホテルビジネスにとっても「バスタブは場所をとるし、掃除も大変」と思われがちなのが事実。


高級なラグジュアリーホテルにある猫足バスタブやお洒落なタマゴ型のバスタブなど、スパ感覚で浸かりたいのは、アメリカ人も同じですが。


ホテルの予約サイトや公式ホームページには、バスタブの有無の記載まではなかなか書いていない場合が多いので、気になる人は、事前にホテルに電話で確認をするか、予約を依頼した旅行会社などに問い合わせることをおすすめします。


また、バスタブがある部屋タイプをリクエストした場合でも、100%タブがある部屋が利用できる保証はできないでの、あらかじめ念頭においておいた方が良いです。



⑦電圧やプラグの形は?



アメリカのプラグ穴の型はA型とB型です。


日本は平行な縦穴2つのA型。B型は平行な縦穴2つにもう1つ穴がありますが、A型と同様に使えることができます。



電圧は、日本が100Vに対してアメリカは 110V〜120Vと少し高めです。


最近のスマートフォンなどは多少の電圧の差に対応したものが多いですが、ヘアドライヤーなど電化製品によっては長く使用すると過熱する場合があるので、利用するときは製品に記載されたボルト数を必ず確認しましょう。


必要な場合はアメリカ向けの変圧器を準備することをおすすめします。



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