アメリカ映画の舞台モニュメントバレーでドライブ観光

果てしなく広がるナバホ・インディアンの聖地へ

アリゾナ州とユタ州の州境に位置するモニュメントバレーは、アメリカ原住民・ナバホ族の居留地内で正式名は「ナバホ・トライバル・パーク(Navajo Tribal Park)」。ナバホ族が管理・運営をしている「ナバホ国」(ナバホ・ネーション)にあります。
赤茶色の広大な土地に、ビュート(岩山)が幾つもそびえ立つその絶景は、一生に一度は訪れる価値のある感動を与えてくれます。



アメリカはとにかく土地が広いと言いますが、モニュメントバレーに着いたその瞬間、その広大な荒野と自然が創り出した岩山の造形美に息を呑むほど圧倒されます。


ここはまるで別世界。地球上にこんな場所があったなんてと驚きが隠せません。


アメリカが建国するずっと前から先住民が暮らしていた土地は、今もその当時の様子が伺えるかのような自然なカタチで、観光客を迎えてくれています。



絶景を巡るバレードライブ



モニュメントバレーを訪れたら、全長27kmのバレードライブをぜひ自家用車で走ってみましょう!


オプショナルツアーに参加されている人は、現地ガイドによるジープツアーが含まれている場合がほとんど。

数々のビュースポットを全て見て回れるルートになっており、公園入り口やビジターセンターで配布されている地図に沿って、ドライブを楽しめます。


未舗装な道路のため、地面はガタガタで、道路脇の砂場にタイヤがはまったりするケースもあるので、コンパクトカーよりも大きめの普通車や四輪駆動車がおすすめです!


11箇所のビューポイントがありますが(ミトンズスリーシスターズアーティストポイントなど)中でもおすすめはジョン・フォードポイント


ジョン・フォードポイント


この場所で最初に西部劇映画「駅馬車」を撮影したジョン・フォード監督にちなんで名づけられました。


崖になった高い位置から、バレーに広がる岩山やテーブル状の大地(メサ)をパノラマで見渡すことができ、また馬に乗って撮影ができることで人気です。


ゆっくり全てのポイントを巡りながらドライブを楽しみたい人で、所要時間は約3時間ほどかかります。どこを見渡してもインスタ映え間違いなしの絶景!



ビュー・レストランで絶景と共にひと休憩



更に時間がある人は、通常アクセスできない奥地まで行けるナバホ族ガイドによる乗馬ツアーに参加をしたり、ビジターセンター隣接のザ・ビューホテル(The View Hotel)内の展望レストランで食事をしてみるのも、おすすめです。



壮大な景色を眺めながらナバホ料理が堪能できます!
ぜひ試してもらいたいメニューは、ナバホタコNavajo TacoとグリーンチリシチューGreen Chile Stew。


朝食:朝7時〜午前11時
ランチ:午前11時〜午後2時
ディナー:午後5時〜閉店



おすすめ絶景撮影スポットを忘れずに!

フォレストガンプポイント
Forrest Gump Point



映画「フォレスト・ガンプ」の撮影でトム・ハンクスが走るシーンに使われたことから名づけられました。


広大な土地にどこまでも真っ直ぐ続く1本道の先にモニュメントバレーのビュートとメサが見え、絶景の撮影スポットとなっています!



泊まるなら、先住民の暮らしを体験してみよう!



どっぷりとネイティブアメリカンの文化に浸りたい人は、ナバホ族の家(ホーガンHogan)に泊まってみよう!


Airbnbのサイトで予約することができます!丸木を組み立てられた上に泥をかぶせたドーム型ハウス。


私が泊まった夏場は、朝夜は涼しいですが家の中はドアを開けていないと蒸し暑くて大変でした。 


もちろんシャワーやトイレ・洗面台・アメニティなしで基本ベッドと照明が設置されているだけの原始的な体験なので、事前準備と覚悟をお忘れなく!


ただ、夜はあたりが真っ暗なので、夜中は満天の星空をみることができて感動!


ホテルほど快適ではないですが、これもいい思い出です。



日本から来る旅行者にとって、モニュメントバレーは、なかなか訪れるチャンスがむずかしい遠い距離にありますが、ラスベガス市内から出発する宿泊付きツアーなどに参加することで、滞在期間が短い中でも効率よくまわることができます。


グランドキャニオン国立公園アンテロープキャニオンとセットになったツアーなどにぜひ申し込んで、この感動を味わってみてくださいね!

163号線沿いユタ州との州境



🚘 モニュメントバレーへのアクセス

ラスベガス市内から途中立ち寄りなしで訪れる場合、車で約7時間もかかります。
しかし、通常モニュメントバレーを訪れる際は、「グランドサークル」と呼ばれる人気観光スポットを一気にグルっと回るセットで旅することが定番。

ラスベガス市内発の場合、訪れたい観光スポットによって回り方のルート・宿泊先は様々! 
初めてグランドサークルをまわるという人に、私がおすすめするルートをご紹介します!

欲張り!3泊4日でグランドサークルをセミ制覇!



これらの人気スポットに訪れます!



1日目:
早朝ラスベガス市内発→ [Fwy.I-15]を北へ → [9号線]に乗り換え → ザイオン国立公園観光 → [9号線] → [89号線]を北へ → ブライスキャニオン国立公園観光 → [89号線]を南へ戻る → [98号線] → ページの町で1泊


2日目:
午前中アンテロープキャニオン観光ホースシューベント観光
午後[98号線] → [160号線] → [163号線] → モニュメントバレー観光・宿泊


3日目:
[163号線] → [160号線] → [89号線]キャメロンの町で休憩 → [17号線] → [89A号線] → セドナ観光 → [89A号線] → [40号線] →ルート66の町ウィリアムズで休憩 → [64号線] → グランドキャニオン国立公園観光・宿泊


4日目:
グランドキャニオン国立公園で朝日観賞・観光 → [64号線] → [40号線] → ルート66の町セリグマンで立寄休憩 → [93号線] → フーバーダム観光 → [11号線] [515号線]→ ラスベガス到着


地図に表すとこんな感じ!



それぞれの観光地で、もっとゆ〜っくり散策したい人にはこれでも日数は足りません!


パワースポットとして大人気のセドナで1泊すれば、夕陽に照らされるレッドロックの写真が撮影できたり、朝日のベストな時間帯にハイキング+瞑想ができたりと、旅の楽しみも深まります!!


また地図には含まれてないですが、グランドサークルの中には、ユタ州にあるアーチーズ国立公園キャニオンランズ国立公園、コロラド州にあるメサベルデ国立公園や4つの州がクロスするフォーコーナーズなどの観光スポットも含まれます。これをすべて回るには10日間ほど欲しいですね!

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