グランドティトン国立公園観光の楽しみ方と見どころスポット回り方紹介



グランドティートン国立公園は、アメリカで1番最初に認定されたイエローストーン国立公園から車で南にたった1時間という距離にあることから、2つの国立公園をセットで旅行する人が一般的です。


イエローストーンに比べ、グランドティートンは主要な観光スポットが車40分圏内にまとまっているため、朝早くからハイキングなどで汗を流したあとにランチを済ませて、午後からドライブをしながら人気のスポットを全てまわることができます。


ムースエリア Moose



191号線からMoose JunctionにてTeton Park Roadに曲がると、パーク入口ゲート(Moose Entrance)を通過します。正面にはティートン山脈が。



ゲート通過後に最初に右手に見えるMenors Ferry Rd.を右折して少し走ると、古い教会が左手に見えてきます。

Chapel of the Transfiguration



1925年に建てられたこのログで構成された教会は、歴史的建造物として今も当時の姿を残しています。


当時ティートン山脈のふもとに広がっていたDude Ranchに訪れたゲストや労働者たちのために礼拝が行われた場所で、建設のための木材や基金、労働力はローカルの農業者たちより提供されました。


The Maud Noble Cabin



1923年当時この土地を所有していたノーベル氏(Maud Noble)は、このキャビンをランドマーク会議のために提供しました。


当時すでに国立公園に認定されていたイエローストーン国立公園の責任者 Horace Albrightは、このキャビンでグランドティートン国立公園の設立の基盤となる会議を開きました。


Menors Ferry Historic District



キャビンのすぐ左手に、1900年代初頭に小さなお店を開いていた頑固で無愛想な店主 Bill Menor氏が、兄弟のHoliday Menor氏とともに釜戸の石炭で壁を白く塗ったお店がたたずんでいます。



Menor氏は1894年にこの土地に移り住んだ後、フェリーを造成しました。写真は当時のレプリカです。


この土地を南北に流れるスネークリバーは、初期に栄えはじめた南のジャクソンの町と、川の東側、西側の境界線となっていました。


そんな中、Menor氏のフェリーは、当時暮らしていた人々が物を運んだり、生活をする上で欠かせない移動手段として活躍しました。




そのままTeton Park Roadを北上します。


7月でもまだ雪化粧のティートン山脈をずっと眺めながらのドライブはとっても爽快で、自然の美しさに感動しっぱなしです。


ところどころ広い路肩 (Turn off)エリアもあるので、車を降りて写真撮影も楽しめます。


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シグナルマウンテン
Signal Mountain



Teton Park Roadを北上し、Signal Mountain Roadで右折します。
緑が険しいくねくね山道を15分ほど登っていきます。



サミットに到着する直前に、Jackson Lake Overlookポイントをチェックしましょう。
数台とめれるパーキングがあります。


地上から撮る写真とは一味ちがう、高い位置からのティートン山脈と手前のジャクソンレイクを一枚におさめられる絶景ポイントです。



サミットからの景色。スネークリバーを見下ろします。


ウィローフラット・オーバールック
Willow Flats Overlook



サミットから景色を楽しんだあとは、登ってきたSignal Mountain Roadをおり、北上します。


Jackson Lake Damの橋を渡り、191号線につき合ったら、1分ほど北上したところにWillow Flats Overlookポイントがあります。


背景にティートン山脈と手前にジャクソンレイクと牧草地を一枚におさめられるスポットです。またこのロケーションでは、早朝や夕刻にムースやエルクが見られることがあります。


このポイントのすぐ近くに、大人気のジャクソンレイク・ロッジがあります。ロッジに宿泊していなくとも、ロビーに立ち寄り景色を拝めることもできます。


オックスボウ・ベンド
Oxbow Bend



ジャクソンレイクロッジを後に、191号線を南に戻り、4分ほど走ると右手にたくさんの動物がよく見られることで有名なオックスボウ・ベンドがあります。


車は数台ほど停められるスペースがありますが、早朝や夕方は特に、動物たちのベストショットを狙って待ち構えているフォトグラファーたちの車で埋まっていることも。


このポイントは、地形的にスネークリバーが湾曲になっている箇所で、川がとても緩やかに流れている部分。


この絶妙な環境が、白鳥やギースなどの野鳥や、カワウソなど多くの動物たちが集まるエリアとなっています。


また、風がない穏やかな日の早朝にいくと、背景にあるMoran山が水面にきれいに反映された写真を撮ることもでき、とても人気な撮影スポットとなっています。


スネイクリバー・オーバールック
Snake River Overlook



オックスボウ・ベンドをあとに、191号線を15分ほど南下したところに、Snake River Overlookポイントがあります。


このポイントは、有名な写真家アンセル・アダムスが1942年にこの写真を撮った場所として有名になりました。


S字にカーブするスネークリバーと雪化粧のティートンを背景に、白黒でもみごとな光と影を映し出していますね。

photo by Ansel Adams



アダムスがこの写真を撮ったのは75年以上前のこと。


もちろん自然は年月を重ねてその姿を変えていくため、残念ながら現在は同じ場所でもこの写真のレプリカを撮ることはできません。


今は木の背丈が伸びたため、S字カーブを写せなくなりました。しかし、世の中にこの写真を広めたアダムスが踏み入れたこのスポットに一足立ち寄る人々が後を絶ちません。


ジャクソンレイク・オーバールック
Jackson Lake Overlook



イエローストーン国立公園へ移動する日におすすめしたい絶景ポイントがここ、Jackson Lake Overlook。


グランドティートン国立公園をあとに、191号線を北上していくと、美しく壮大なジャクソンレイクとティートン山脈を一望できる Jackson Lake Overlook ポイントがあります。


路肩に車をとめて、湖の岸辺まで歩き、底まで透き通るキレイな湖と、うっとりするほどの絶景を心ゆくまで楽しめます。


↓↓ぜひ動画をクリック




このまま191号線 (John D. Rockefeller, Jr. Memorial Parkway) を北上していくと、15分ほどでイエローストーン国立公園の南ゲートに到着です!

イエローストーン国立公園の記事はこちら↓↓

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