アンテロープキャニオンはこんなところ
アリゾナ州とユタ州の州境に位置するアンテロープキャニオンは、ラスベガスから車で約5〜6時間の距離。アメリカ先住民ナバホ族が大昔より住み、現在も管理している。この土地に降る大雨の水が一気に渓谷に流れ込む「鉄砲水」が長年にわたり岩を削り、侵食によって形成された独特なウェーブ模様がみられることで有名になりました。また天井の谷間から太陽の光がキャニオン内に差し込む姿はまさにフォトジェニックで、世界中からフォトグラファーや観光客が訪れます。
グランドサークルの一拠点として、グランドキャニオン国立公園やセドナ、モニュメントバレーなどと組み合わせて回ることが一般的。ツアーはアッパーとローワーの2箇所あり、それぞれの特徴と神秘的な空間で訪れる人を魅力しています。

行くと決めたら、まずはツアーの予約を!
ここアンテロープキャニオンは、ネイティブアメリカンのナバホ族の自治区であるため、勝手に許可なく入ることができません。キャニオンへのアクセスには、ナバホ族ガイドによる現地ツアーへの参加が必須となっています。
夏から秋にかけてのピークシーズンは、世界中から訪れる観光客で予約がすぐ埋まってしまう可能性が高いため、行くと決まったら早めに予約をおすすめします!
ラスベガス市内発の現地オプショナルツアーなどに参加する場合は、アッパー・ローワーどちらがツアーに含まれているかを確認して、希望のツアーを早めに予約しましょう。
まさにプロ!ナバホ族ツアーガイド
さすが長いこと観光客をもてなしているだけに、ガイドさんはキャニオン内の撮影のプロです!上手な写真のとり方や、ベストな撮影角度、キャニオン内の岩肌色に合わせたスマホ画質の色彩設定まで教えてくれるので、たいへん頼りになるし、できるだけ良い写真を撮りたい私たちにとって、本当に助かります!
ツアーは基本英語で行われますが、私たちのガイドさんは「簡単なあいさつなら日本語・中国語・フランス語・イタリア語もできるわよ〜!」と自慢げで、フレンドリーでユーモア溢れるガイドさんでした。
ツアーの内容以外にも、普段のプライベートの生活の話をしてくれたり、大雨が降って鉄砲水がキャニオンに流れ込んだ時のムービーなどを見せてくれたり、サービス精神満点。おかげでとっても楽しいツアーになりました♪
アッパーキャニオン
Upper Canyon
キャニオンの隙間から差し込む太陽光によって創られる、幻想的な瞬間「ザ・ビーム」を撮影したいなら、夏場のお昼前のツアー時間帯をぜひ予約しましょう!

ツアー受付場所からはジープに乗って、谷の入口まで移動します。(舗装されていない道を走るので、これが結構揺れます!)
アッパーは地面が平たんで比較的間隔のある渓谷を歩くので、子連れの家族やご高齢の人には、参加しやすくおすすめです。
アッパーキャニオン ツアー会社情報
アッパーキャニオンのガイドツアーを催行している会社はいくつかありますが、特に人気のツアー会社を4つご紹介します。私はAdventurous Antelopeを利用しました。
- Adventurous Antelope Canyon Photo Tours
- Antelope Canyon Navajo Tours
- Antelope Canyon Tours
- Antelope Slot Canyon Tours
ローワーキャニオン
Lower Canyon
渓谷内に差し込む太陽の光が、色あざやかや地層と鉄砲水で創られたなめらかな造形美を照らし、その美しさは自然が創造したものとは思えないほどの芸術。

ツアー開始の30分前までにチェックインを済ませ、呼ばれるまで待機します。開始時間になるとガイドさんによって10名程の少グループが作られ、ツアー中の諸注意事項や所要時間などの簡単なガイダンスを聞きます。そして数分ほどキャニオンの入口まで歩き、階段を降りていきます。
一般ツアーの所要時間は約1時間15分程です。
ツアー中は基本ガイドさんから離れてマイペースに散策することは出来ませんが、ガイドさんはベストな撮影スポットを通る度にゆっくり時間をとってくれるので問題ありません。同じグループのツアー客さんたちと写真を取り合いながら、キャニオン内を思いっきり楽しみましょう!
ツアーの注意点
ローワーは地上より低いところを歩くので、傾斜が急な階段を上がり下りします。また、狭い岩のあいだを通りぬけたりと、わくわく冒険的なツアーですが、小さな幼児をお連れの家族、ご高齢者や足が不自由な人、妊娠中の人などはアッパーをおすすめします!
幼児0〜3才は、一般ツアーの方しか参加出来ません。
また、ベビーカーや車イスでのアクセスは出来ませんのでご注意ください。
まだ歩けない幼児を連れて行く場合は、前胸部もしくは背中部につける抱っこ紐の利用が必須となります。

最後はキャニオンの隙間から抜け出してフィニッシュ!
ローワーキャニオン ツアー会社情報
ツアーを催行しているメインのツアー会社はこの2社!ツアーの内容にはあまり両社で違いはありませんが、ツアー時間や空き状況、料金に若干違いがあるので、比較をして希望にあったツアーを予約しましょう。私はKen’s Toursを利用しました。
知らないと後悔する!お役立ち情報
ツアー参加前に事前に準備をしっかりと行いましょう。
あると便利な持ち物リスト(夏編)
- 日焼け止め:夏場は肌がじりじりするほどの暑さです!キャニオンに入る前は日光の下にいる時間が長いので注意。
- 帽子:できればツバが長く、首まで隠れるものがグッド!
- 汗ふきタオル・ハンカチ:首にかけていると便利
- 水分補給:ボトル水より保冷タンブラーなどがおすすめ
- 歩きやすい靴:安全上つま先とかかとがあるシューズ
ツアーに持ち込めないもの
- 自撮り棒、GoPros
- カメラの三脚、トライポッド(※写真撮影専用ツアーは例外)
- ポーチ、リュック、バックパック、カメラケースなど
- 足先が出ているビーチサンダルやヒール靴などは安全上NG
- 日よけ傘
- ペット
※基本、水やカメラ、携帯、身につけている帽子など以外は
持ち込めませんのでご注意を!
ホースシューベント
Horseshoe Bend
アンテロープキャニオンがあるページの町から南に車で15分走ったところに、自然の造形美、ホースシューベントがあります!グランドキャニオンへと流れるコロラド川が馬のひづめ型(U字)に流れる絶景フォトスポット。アンテロープキャニオンツアーを予約した時間の前後を調整して、ぜひ訪れてみてください!
※ラスベガス発の現地ツアーにはほとんど含まれています。

駐車場からビューポイントまでは30分程歩くので、猛暑時はボトル水と日除けなど暑さ対策をお忘れなく!
私が訪れた7月初旬は40度を越えて倒れるほどの暑さでした!
🏠 おすすめホテル
♦︎ページの町に宿泊
ホテル名:Lake Powell Resorts & Marina
(レイクパウエルリゾーツ&マリーナ)
住所:100 Lake Shore Dr, Page, AZ 86040
TEL:(888)896-3829
ホームページはこちら
パウエル湖に建てられたリゾートホテル。
客室やレストランからは美しいパウエル湖を眺めることができ、レストラン、ジム、サウナなどの施設も完備。モーターボートやボートハウスの貸し出し、ボートツアーの提供などアクティビティーサービスも充実!
🚘 グランドサークルをまわってみよう!
ラスベガス市内からアンテロープキャニオンを訪れる場合、途中の立ち寄りなしで車で約5時間ですが、せっかくアンテロープキャニオンを訪れるなら、「グランドサークル」とよばれる人気観光スポットを一気にグルっとまわる旅をしてみてはいかがですか!?
ラスベガス市内発の場合、訪れたい観光スポットによってまわり方のルート・宿泊先はさまざま。
「はじめてグランドサークルをまわる!」という人に、私がおすすめするルートをシェアします!
欲張り!3泊4日でグランドサークルをセミ制覇!
これらの人気スポットに訪れます!
- ザイオン国立公園
- ブライスキャニオン国立公園
- アンテロープキャニオン
- ホースシューベント
- モニュメントバレー
- セドナ
- グランドキャニオン国立公園
- ルート66の町(ウィリアムズ/セリグマン)
- フーバーダム
1日目:
早朝ラスベガス市内発→ [Fwy.I-15]を北へ → [9号線]に乗り換え → ザイオン国立公園観光 → [9号線] → [89号線]を北へ → ブライスキャニオン国立公園観光 → [89号線]を南へ戻る → [98号線] → ページの町(宿泊)
2日目:
午前中アンテロープキャニオン観光&ホースシューベント観光
午後[98号線] → [160号線] → [163号線] → モニュメントバレー観光(宿泊)
3日目:
[163号線] → [160号線] → [89号線]キャメロンの町で休憩 → [17号線] → [89A号線] → セドナ観光 → [89A号線] → [40号線] →ルート66の町ウィリアムズで休憩 → [64号線] → グランドキャニオン国立公園観光(宿泊)
4日目:
グランドキャニオン国立公園で朝日観賞・観光 → [64号線] → [40号線] → ルート66の町セリグマンで立寄休憩 → [93号線] → フーバーダム観光 → [11号線] [515号線]→ ラスベガス到着
地図に表すとこんな感じ!サークル状に効率よくまわります!
それぞれの観光地で、もっとゆ〜っくり過ごしたい人にはこれでも日数は足りません!
パワースポットとして大人気のセドナで1泊すれば、夕陽に照らされるレッドロックの写真がとれたり、朝日観賞の時間帯にハイキング+瞑想ができたりと、旅の楽しみもアクティビティも奥が深まります!!
また今回地図には含まれてないですが、「グランドサークル」といわれる黄金ルートには、まだまだ観光スポットがあります!
ユタ州にあるアーチーズ国立公園、キャピトルリーフ国立公園や、キャニオンランズ国立公園、コロラド州にあるメサベルデ国立公園や4つの州がクロスするフォーコーナーズなどの人気観光スポットも含まれます。
これをすべて回るには10日間ほど欲しいですね!