
米アマゾン初の食品スーパー、「アマゾン・フレッシュ」(Amazon Fresh)で、最新テクノロジーであるレジ不要・ダッシュカート(Dash Cart)を体験してきました。
米国テック企業最大手のアマゾン社 (Amazon.com, Inc.)は、今年8月27日、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の街、ウッドランドヒルズ (Woodland Hills) にアマゾン初の食品スーパー「Amazon Fresh」1号店をオープンしました!
アマゾン・フレッシュでは、レジに並ぶ必要のない、アマゾンの最先端ハイテクカート・ダッシュカート(Dash Cart)を利用することができ、今大注目をあびています。
アマゾン・フレッシュオープン当初は、ごく一部の招待された客のみ入店が可能でしたが、9月17日に一般客向けへオープンされたため、さっそくダッシュカートを使った買い物体験に行ってきました♪
【Amazon Fresh】アマゾン・フレッシュ食品スーパー1号店でレジ不要のスマートカート・ダッシュカート(Dash Cart)を体験してきた!

Amazon Fresh食品スーパーがあるWoodland Hillsは、ロサンゼルス市内から渋滞がなければ車で約30〜45分ほどで行けます。
フリーウェイ101をTopanga Canyon Blvd. Northで降りて5分ほどの位置。
朝7時からの開店に合わせ、7時に到着。パーキングも広い印象です。
早朝のせいか店内はさほど混んではおらず、一般客の他に、Amazon Freshのロゴがついた服を着た配達スタッフたちのショッピング姿が目立ちました。
店内に入ると、ダッシュカート(Dash Cart)と通常のカートの両方が置かれています。
ダッシュカートと通常のカートどちらを利用するかは、お客さんが選択できるようになっています。
ダッシュカート (Dash Cart)の仕組みと機能を解説!

ダッシュカート操作① Amazon 携帯アプリを起動し、カートに読み込ませる
ダッシュカートを利用するにあたり、まずはじめにする操作は、自身のAmazonの携帯アプリを起動させ、ダッシュカートに備え付けられたスクリーン横のスキャナーに、アプリに表示されたバーコード「Fresh Code」をスキャンすること。

スキャン後、無事にダッシュカートとAmazon会員アカウントがリンクされたら、設定完了です。
スクリーン上に、ダッシュカートの利用方法についての簡単なマニュアル映像が表示されます。


ダッシュカート操作② 商品をカートに投入する

バーコードがついている商品は、そのままダッシュカートへ投入するだけ。
投入する際に、ダッシュカートの内側上部についているセンサーとカメラが商品を自動で読み取る仕組みです。

量り売りのフルーツやバーコードがついていない商品については、PLU (Product Look Up) ナンバーを入力 → 商品をダッシュカートへ投入 → 重さや個数を入力、という流れになっています。

また、量り売りの場合、重さと価格がいくらかをチェックできるキオスクが置かれています。(写真下)
使い方は、PLUナンバーで商品を選択→トレイに置き、重さと金額を確認→内容がよければバーコードと価格がついたラベルをプリント→商品袋に貼り付け→カートへ投入。


ダッシュカートに投入した商品は、スクリーン上に写真(上)のように一覧で表示され、下部に合計アイテム数と金額が確認できます。
不要となった商品は、ダッシュカートから取り出せばよいだけ。
取り出した際に、再度スキャンされるので、正しい金額がアップデートされます。
Alexaを利用しているお客さんは、事前に自宅などで 「Shopping List」を作成しておくと、入店時にアカウントをリンクさせた時に、スクリーンの右側にAlexa Shopping Listが表示され、便利に買い物ができるシステムとなっています。
本当に便利ですよね!
ダッシュカート操作③ 会計はレジ不要、Dash Cart Laneを通過するだけ

買い物が済んだら、お会計は入り口付近にあるダッシュカート専用の会計レーン「Dash Cart Lane」をダッシュカートと共に通過するだけ!

すると、スクリーンに You’re all set の文字とともに合計金額が表示され、同時にレシートはメールで送られます。
この時、下のView Receiptボタンで、明細を確認することもできます。
つまり、会計にかかった時間はゼロ!!通過するだけです。
レジに並ぶ必要や、定員と会話する必要もなく、瞬時に会計できる素晴らしい機能ですね!
コロナの時代にふさわしい、画期的なテクノロジーと感じました。
【Amazon Fresh店内のコロナ対策・ソーシャルディスタンス】
コロナの感染予防策として、店内でのソーシャル・ディスタンスを保つため、食品棚の列それぞれが一方通行に設定されていました。
最近アメリカの他のスーパーでも、この一方通行の対策を施している店舗をよく見かけます。

Amazon Fresh店内で見つけたAmazonらしいサービス
最新テクノロジーのダッシュカートの他にも、目についた新しいサービスをご紹介します!

【アレクサ Alexa キオスクで楽々ショッピング】

店内には、写真(上)のAlexaのキオスクが設置されており、自分が買いたい商品が配列されている棚がどこにあるのかを教えてくれます。
キオスクにて、“Alexa, where can I find Oat Milk?” など問いかけてみてくださいね。
【カスタマーサービス・返品&ピックアップブース】

アマゾンのオンラインショッピングで購入したアイテムの、返品やピックアップができるブースも店内に設置されています。
近くに住んでいる人たちは特に、買い物ついでに商品を返品できたりピックアップできるのは大変便利!
【最新テクノロジーグッズの販売コーナー】

echoやechoshowなどAlexa関連の人気のテックグッズ販売も行われていました。
まとめ
いかがでしたか。店内全体を通して、非常に清潔で、スタッフさんたちの対応も心地よかったです。
また食品棚ごとの間隔が広いため、買い物がしやすい印象が残りました。
何といっても、ダッシュカートに商品を入れ、自動センターで感知される瞬間がワクワクして楽しかったです♡
従来のスーパーマーケットに比べ、レジに長時間並ぶ必要がなく、定員との会話も必要がない新しいスーパーマーケットのかたち「Amazon Fresh」。
まだ1号店がオープンしたばかりですが、近いうちに米国内に5店舗オープンする予定となっています。
今後、このダッシュカートのテクノロジーがどれほど浸透するか、注目したいところですね♪
